歴史
名前にある“cock”とは「ヤマシギ」のこと。ヤマシギ猟に使われていたイギリス原産の鳥猟犬が、コッカー・スパニエルだ。
イギリスのスパニエルの先祖は、「ランド・スパニエル」という犬だという記述もある。一説によると「ランド・スパニエル」は、フランスのブリタニー・スパニエルを祖先にしているともいわれている。イギリスやフランス周辺のヨーロッパの中型スパニエルは、遠い昔はみな親戚関係にあったのかもしれない。
さらに具体的なコッカー・スパニエルの祖先犬は、古い「セッティング・スパニエル」だと言われている。ガン(鉄砲)による狩猟が始まる前の時代には、網を使った猟が行われていたが、そのときに活躍していたのが、いまはもういない「セッティング・スパニエル」だ。鳥を見つけたらセットしてハンターの到着を待ち、ハンターが鳥の飛び立つ方向に網を仕掛けたところで、ハンターの合図で犬が獲物にワッと飛びかかり、鳥を網方向へ飛び立たせるという仕事をしていた。
このような網を使った猟は18世紀まで続き、その後「セッティング・スパニエル」は、ガンを使った狩猟に適した犬に役割分担されていった。飛び立たせる犬(=フラッシング・ドッグ)は
イングリッシュ・スプリンガー・スパニエルやイングリッシュ・コッカー・スパニエルへと改良され、位置を知らせる長毛の犬は
イングリッシュ・セッターへと改良されたようだ。
イギリス原産のコッカー・スパニエルが(当時はイギリスのコッカー・スパニエルしかいなかったから、イングリッシュ・コッカー・スパニエルとは言われておらず、ただのコッカー・スパニエルと呼ばれていた)、1620年、メイフラワー号に乗ってアメリカへ移民した人達と一緒に海を渡った。そのイギリスのコッカー・スパニエルをベースに、アメリカでコンパニオンとしての容姿や性格を重視して犬種改良されたのが、
アメリカン・コッカー・スパニエルだ。ただ、しばらくの間は同じ犬種として扱われていて、ドッグショーでも同じ基準で審査されていた。しかし1945年にアメリカン・ケネル・クラブ(AKC)が「アメリカン・コッカー・スパニエルは、イングリッシュとは違う別犬種」と宣言。ドッグショーでも別区分とし、それ以降それぞれ別の犬種として地位を確立した。本家本元のイギリスのケネルクラブ(KC)がアメリカの流れを受けて、アメリカン・コッカー・スパニエルを別犬種として承認したのは、1968年のことである。
アメリカン・コッカー・スパニエルは、アメリカで1955年に公開されたディズニー映画
「わんわん物語」(原題:原題:Lady and the Tramp)の主人公「レディ」に抜擢されたことで知名度が高まったが、それに比べてイングリッシュの方はそこまでポピュラーな犬種ではなく、日本でもあまり見かけない。しかし、元気いっぱいで、弾むようなはつらつとした動きと、陽気で邪気のない愛らしい性質を併せ持つこの犬種は、運動と毛の手入れさえクリアすれば、ある意味家庭犬としても比較的飼いやすい。優しい雰囲気の長毛種が好きな日本人は多いので、性格の良さから言うともっと日本でもファンが増えてもよい犬種ではないかと思う。日本では「インギー」という略称で呼ばれたりする。
外見
ガンドッグ出身ではあるが、愛らしい外貌と手頃なサイズで、コンパニオンとしてもショードッグとしても愛されている犬種。認定されている被毛のカラーは16色もある。日本のショー会場でも、見事に被毛の手入れをされたいろんなカラーのイングリッシュ・コッカー・スパニエルに会うことができるので、この犬種を飼いたいと思うなら、そうした完成された美しい成犬の姿をまず見てほしい。
体高は、オス39〜41cm、メス38〜39cmが理想。体重は、約12.5〜14.5kgと犬種スタンダードに明記されている。しかし近年、日本では犬種スタンダードを追求しない営利目的のブリーダーが乱繁殖をさせていることもあり、犬種の標準に満たない小型のイングリッシュ・コッカーが量産されている傾向にある。
アメリカンとイングリッシュとの違いを比較してみよう。イングリッシュ・コッカーの方がアメリカンよりも少し体格が大きめ。頭部は、アメリカンはリンゴのように丸みを帯びているが、イングリッシュはすっきりした輪郭。マズルはイングリッシュの方が長く、唇はアメリカンに比べるとシュッとしている。そして毛量はアメリカンが多く、よりからみやすい。それでもイングリッシュ・コッカーも、ほかの大多数の犬種と比べると手入れは十二分に大変だ。
毛質は、シルキーな絹糸状。ウェーブしていない方がよい。針金状の硬い毛はNG。足には飾り毛がある。
毛色はさまざま。JKCのスタンダードには「毛色(カラー):多様である。単色においては、胸の以外のホワイトは認められない」と書いてあるだけ。詳しい記載がない。
それでは、FCIのスタンダードの記載を詳しくみてみよう。
a)SOLID COLOURS(ソリッド・カラー。単色)
b)PARTICOLOURS(パーティ・カラー。地色+1色か2色の明確な斑が入る)
c)TRICOLOURS(トライカラー。3色)
d)ROANS(ローン。地色にホワイトが細かく混じった被毛)
配色にはこの4パターンがあり、さらにそれぞれにさまざまな色がある。
a)SOLID COLOURS (単色)
ブラック、レッド、ゴールデン、レバー(チョコレート)、ブラック&タン、レバー&タン
(単色においては、胸以外のホワイトは認められない)
b)PARTICOLOURS (パーティ・カラー)
ブラック&ホワイト(ホワイト&ブラック斑)、オレンジ&ホワイト(ホワイト&オレンジ)、レバー&ホワイト(ホワイト&レバー斑)、レモン&ホワイト
c)TRICOLOURS (トライカラー)
ブラック&ホワイト&タン(ブラック&タン&ホワイト)、レバー&ホワイト&タン(レバー&タン&ホワイト)
d)ROANS (ローン)
ブルー・ローン(ブラック・ローン)、オレンジ・ローン、レモン・ローン、レバー・ローン、ブルー・ローン&タン(ブラック・ローン&タン)、レバー・ローン&タン
イングリッシュ・コッカーは、実にバラエティーに富んだカラーのある犬であることが分かる。またアメリカン・コッカーの場合は、ベージュの単色を日本では俗称で「バフ」と呼んだりするが、イングリッシュ・コッカーではそうした俗称はない。
アメリカや日本ではまだ断尾がされているが、EUの多くの国ではすでに断尾は法律で禁止されている。
毛色
まとめ
毎日の運動と、毛のメンテナンスが大変と思わない人に
豊富な毛量と毛のからみやすさで、「全犬種で一番毛の手入れが大変」だと言われるアメリカン・コッカーよりはちょっぴり楽かもしれないが、ほかのすべての犬種と比べてもトップクラスで毛の手入れが大変。
ガンドッグだから、非常に活発でタフなアウトドア大好きな犬である。老犬になるまでの元気なうちは、野山やドッグランでしっかり走らせることが不可欠。でも外で走らせると、もれなく葉っぱや小枝、花びらなどをモップのように吸い付けて帰ってくる。1日最低2回の散歩から帰ったら、乾燥防止のブラッシング・スプレーをしてピンブラシでゴミ取りのブラッシングをして、その後コームで整える。毎回10〜15分程度かかる。普通の犬以上に手間がかかるので、犬に時間をかけられる余裕のある人でないと難しい。
皮膚が脂っぽいため他犬種に比べると体臭はあるし、美しさをキープするために2週間ごとにシャンプーとトリミングが必須。これはアメリカン・コッカーと同じだ。でも珍しい犬種のせいか、イングリッシュ・コッカーを正しくトリミングしてくれるトリマーがなかなかいないという。東京近郊でもそうなので、地方ではもっと探すのが難航するはず。またトリミングを引き受けてくれても1回1万5000円くらいかかるそうだ。そのくせバリカンで刈られてしまうこともあるので、トリミング内容は事前に確認したほうがいい。
正しいお手入れは、ナイフでアンダーコートをとり、ストーン(軽石のようなもの)でオーバーコートをなじませる。この技術と知識を持つトリマーはなかなかいないので、愛犬のために原産国イギリスからビデオや書籍を取り寄せて、自分でトリミング技術を身につけるファンシャーもいる。それくらい情熱と愛情を注げる人が、イングリッシュ・コッカーの飼い主にふさわしい。ちなみに、毛玉とり、シャンプー、ドライ、トリミングをすると3時間はかかる。外耳炎になりやすいのでお耳のメンテナンスも忘れずに。通気性をよくするために耳内部の毛をできるだけ取り除き、外耳炎対策用の洗浄剤で洗う。シャンプートリミングと耳掃除は、2週間に1回行う。時間と心に余裕がないと、なかなかできない大仕事だ。
毛の手入れができないなら、最初からイングリッシュ・コッカーを選ぶべきではない。アメリカン・コッカーにも言えることだが「散歩に行くと、毛が汚れるから行かない」「汚れるのがイヤだから、土や草の上は歩かせない」「散歩はいつもバギー(犬用乳母車)」……そういう生活をガンドッグ出身のコッカー・スパニエルに強いるなら、それは虐待と同じだ。
また手入れが大変だからと、丸刈りにされている犬もいる。豊かな被毛が魅力のコッカー・スパニエルを丸刈りにするくらいなら、最初から手間のかからない短い被毛の犬種を迎えるべきである。ちなみに、丸刈りにすると太陽の光や道路の輻射熱をダイレクトに皮膚に浴びてしまうので、よけいに熱中症になりやすくなる。炎天下で私たち人間が帽子をかぶったり、長袖シャツを着た方が熱で体力を奪われないのと同じで、犬の被毛は暑さを防御する役目もしている。丸刈りは見た目だけでなく、犬の身体にも負担をかけるのでやめること。
ペットショップや金儲け主義のブリーダーから、毛の手入れの大変さの説明を受けることなく犬を買ってしまい、あとでとても苦労している飼い主もいる。中には、何の手入れもしなくても犬種図鑑の写真のとおりの姿がキープされると思っている人もいる。すべての犬種の中でトップクラスに毛の手入れが大変なイングリッシュ・コッカーを売るときに、ちゃんと説明してくれないようなお店やブリーダーは、どう考えても無責任。「こんなはずじゃなかった」と、あとで後悔しないようにしたい。
ちなみに、毎日ていねいにブラッシングをしていれば抜け毛は減るものの、もともと毛量の多い犬なのでそれでもやっぱり抜け毛は多い。リビング内の掃除機がけもけっこう手間である。
最後に重大なことをもう一つ。抜け毛が多いため、人間のアレルギーを誘発する可能性があると、コッカー・ファンシャーから指摘を受けた。家族や近い親族内に、喘息やアトピー性皮膚炎などアレルギー体質の人がいる場合は、残念だがコッカー・スパニエルは選ぶべきではない。犬を迎えたあとに「子供がアレルギーになった」と言って、捨てられてしまうコッカーが実際にいる。アレルギーのリスクのある家庭は、抜け毛の少ない巻き毛(カーリーヘア)系の犬種か、抜け毛がふわふわ舞わない滑毛種(スムースヘア)系を選ぶ方がよいだろう。
アメリカン・コッカーと同じく、お金がかかる犬
日々の毛のメンテナンスの大変さはもちろんだが、それをしたうえで、さらに2週間に1度、シャンプー&トリミングするのがファンシャーの常識。つまり月2回トリミング代がかかる。柴犬のような短毛種やボストン・テリアのようなスムース・ヘアの犬を飼っている人から見たら衝撃的な事実である。自分でシャンプー&トリミングができない人はプロのトリマーに外注するしかないが、1回のトリミング代は、東京周辺では1万円〜1万5000円くらいとのこと。つまり、毎月約2〜3万円のトリミング代がかかる。地方ではもう少し安いかもしれないが、バリカンで刈られる簡易的なトリミング法で仕上げられる可能性が高い。月2〜3万円も犬の美容代に費やすのは、一般的には安い金額ではない。しかも老犬になるまでずっとそれが続く。つまり、この毎月の美容代を10年か15年ほど払えるだけの経済力のある人が、コッカーのオーナーにふさわしい。
またイングリッシュ・コッカーは、アメリカン・コッカーと同レベルの遺伝性疾患その他の疾病を発症する可能性がある。獣医療費も馬鹿にならない。美容代以外にも出費があると覚悟したうえで迎えた方がいい。
突発性の「キレやすい」系統がいる
本来ほがらかな性格の犬で、鳥などの獲物を優しくくわえることのできるガンドッグ。オモチャやボール遊びをしても、ふわっと噛むソフトマウスの犬だ。通常は攻撃性は感じられない犬なのだが、攻撃性が突発的に発現する「激怒症候群」というキレる行動異常をする犬がまれにいる。ソリッド・カラー(単色系)の個体で多いとされる。そういう犬は、怒っている素振りもないのに、突然目の色が変わり、本気で咬んでくる。他人であろうと、家族であろうと容赦ない。そして興奮がピークに達したあとに、電池が切れたように急におとなしくなる。その後、また何かのタイミングでキレて、この症状を繰り返す。
しつけをしてなくてワガママ放題にさせていれば、どの犬種でも、どのコッカーでも、咬む犬に仕立てることもできるが、その場合は威嚇行為として、事前に唸ったり歯をむき出すなどの「咬むぞ、咬むぞ」というシグナルを出してくれるけれど、激怒症候群の犬の場合はそういうステップがなく、突然まるで何かに取り憑かれたように怒り出すのが特徴だ。とはいえ、「うちの犬はすぐ咬む」と自己判断で「激怒症候群」と決めつけてしまうのは間違い。単なる甘やかしやトレーニング不足などによる攻撃性なのか、「激怒症候群」なのか、専門家(獣医師、動物行動学者など)の診断を受けるべきである。
もし「激怒症候群」と診断された場合は、これは、飼い主の育て方が悪いというものではない。この行動異常は、先天性のてんかん症状の一部らしく、脳内の刺激伝達物質の不足が原因とされる。つまり脳の病気。残念ながらトレーニングやしつけで矯正されるものではない。よってなるべくそういう家系の犬は選ばないよう努力するしかない。
親犬や親戚犬でこうした行動を起こした犬は繁殖ラインから外さなくてはならない。そのように真面目に考えている志高いブリーダーから子犬を譲ってもらうことが最良の手段である。親犬や親戚犬の実態を確認せずに買うのはリスキーすぎる。
本気で咬まれて傷だらけになるのは飼い主も痛いし、また自分の心を制御できない脳の病気の犬も不幸なことである。またコッカーはそのほかの遺伝性疾患もあるので、いずれにしてもブリーダー探しは重要課題だ。ファンシャー同士のブログなどを見て口コミを調べたり、ブリーダーの犬舎に出向き、親犬・親戚犬との面会、実際に繁殖に使う犬の遺伝子検査の結果などを直接確認するとよい。本物の親犬ではなく、別の犬や、親戚の検査結果をまことしやかに教える悪質なブリーダーも日本にいると聞く。子犬を迎えるときには、十分な時間をかけてしっかりリサーチすることが大切だ。毎年、何胎も手広く産ませているブリーダーや、体格や性格がコッカーらしからぬ犬種スタンダードから外れた犬が多いブリーダーは要注意。犬種の未来の発展を見据えた、本物のブリーダーを探そう。
運動することは、飼い主との大事な共同作業の時間でもある
もとはガンドッグ。野山を走り、鳥を探していた犬である。当然、運動量は高く、見た目の可愛さからは想像できないほどタフである。活発でジャンプ力もあり、アジリティなどのドッグスポーツで頑張っている犬もいる。とっても体育会系の犬なので、そのつもりで迎えるべし。
また、飼い主とコミュニケーションを持つことが一番の喜びと感じる犬。実にガンドッグらしい、愛すべき気質である。体を使うキャッチボールも大好きだが、それ以上に心のキャッチボールを望んでいる。運動も、トレーニングも、毛の手入れも、すべてコッカーにとっては楽しい時間であり、飼い主とのコミュニケーションの時間なのだ。
飼い主との掛け合いがとにかく大好きだから、その時間を毎日なるべく多く取ってほしい。その時間を取ることが難しい多忙な人、またそういう犬の期待を「うざったい」と感じる人には相性がよろしくない。いつも「私を見て! 次は何をする?」と期待されるのはちょっと困る人は、サルーキや
ボルゾイなどのクールなサイト・ハウンドの仲間や、一部のテリアなどといったもっと独立心のある犬種を選ぶのがお互いのためだ。
マンション飼育や子供との同居もOK
「メリー・コッカー」(陽気なコッカー)と称されるイングリッシュ・コッカー。外見のエレガントさとは裏腹に、内面のいい意味での「抜け感」もファンシャーにとって魅力。笑って許せるレベルのおとぼけぶり、脳天気さがたまらない。神経質でないので過敏に吠えることもなく、びびりでもないので、性格面からすると飼いやすい。ただし血統によっては過敏なタイプもいるので、親犬の性格を見るように。
運動を十分に与え、ストレスを発散していれば、問題行動は起こりにくい(突発性の行動異常は除く)。トレーニングもそこそこ得意。ぼやき程度の要求吠えはあるものの、大きな声での無駄吠えは普通ならしない。テリトリー意識が少ないから番犬のように吠えないし、廊下ですれ違う人にも愛想がいいので、犬種的にはマンション飼育にも向いている。ただし若くて元気いっぱいの年齢のときは、室内でもバタバタ走る可能性がある。階下への音が心配な住環境では、厚めの絨毯やコルクカーペットなど、吸音性のある敷物を敷くとよい。
神経質ではないし、怖いもの知らずの脳天気な性格で、お茶目で好奇心も強いから、子供のお相手もこなしてくれる。個体差はあるものの、大多数は単純で陽気な性格で、悪知恵もないから任せて安心だろう。またそこそこの大きさの犬なので、子供がぬいぐるみ扱いすることが難しく、抱いている最中に落下させて骨折させるような事件も聞かない。
基本的に毛の管理と運動ができて、トリミング代と病院代が出せる経済力があれば、性格面ではビギナーにも飼いやすい犬といっていいだろう。
健脚な高齢者の散歩のお伴にはなかなかよいし、触れあいを大事にする犬なので、お年寄りにまったり寄り添って茶飲み友達のような存在になってくれるという点では、高齢者のお相手にも悪くない。ただ若い時期は走る運動が必要なので、レスキューされた保護犬など少し年齢が落ち着いた犬を迎えるのがオススメといえる。
とはいえ、毎日の毛のメンテナンスはやはり難題。からんだ毛をほぐすのにはけっこう力がいる。人間の頭髪のようにスッとほぐれないので、夏だと汗だくになりながらブラッシングをすることになる。毛の手入れにはそれなりに飼い主の腕力と持久力がないと難しい。いくら2週に一度、プロに任せるだけの財力があったとしても、毎日の手入れは必ず必要なので、高齢者はよく考えてから決断するのがよさそうだ。