時間があるときに街や公園へ出かけては、
スナップ写真や風景に溶け込む人々の姿を撮りに行く。
ファインダー越しに視界よりも狭くなった世界で
どんな物語が見えてくるのか、いつも楽しみだ。
池のほとりに、少女とおばあさんが立っていた。
どこか神妙な面持ちで先をみているようだったが、
もしかしたら風を感じてたたずんでいただけかもしれない。
写真を撮りたくなったので数枚撮っていると、ひょっこり犬が!
神妙な二人の表情と、のそのそと現れた犬のコントラストに、
思わず笑みがこぼれてしまった。
ドイツの日常を撮影する筆者は、1982年(戌年)生まれの写真家、タイナカジュンペイ氏。ハンブルクを中心に、氏が切り取るドイツの「ホントの日常」をどうぞお楽しみに。