色も空気も、全てが凍った湖のほとりを歩くと、
息を吐いた先から氷の結晶に変わりそうなほど、寒い!
本当は暖房の効いた部屋にいたいけど、
実はマイナス10度はたいしたことじゃない。
ドイツの冬は、もっと冷え込むことだって、よくあること。
そんなドイツの冬について聞かされていたので、
それならばいっそ、冬と仲良く過ごしてみたほうがよい。
「……でもやっぱり寒い」と思った矢先、辺りが急に賑やかに。
寒さをものともせずにテキパキ歩く、犬連れの人たちが現れたのだ。
3人と1頭のリズムも合って、テンポもぴったり。
寒さを感じさせず颯爽と歩くその姿に、
ドイツの冬の過ごし方を垣間見た気がした。
ドイツの日常を撮影する筆者は、1982年(戌年)生まれの写真家、タイナカジュンペイ氏。ハンブルクを中心に、氏が切り取るドイツの「ホントの日常」をどうぞお楽しみに。