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冬の晴れた日ほど寒い日はない。まるで刺すような寒さだ。
こんなことなら、雨が降ってくれるほうがずっと良い。
でもそんな日々とも、そろそろお別れ。
長い冬が、終わりへと近づいてきた。
空気が柔らかくなり、日差しが勢いを増し、風も穏やかに感じられる。
木々につぼみが見え始め、ところどころに春が見えてくる。
まだ衣替えとまではいかないが、
寒さでこわばる表情が、いたるところで笑顔に変わってきた。
外で見かける犬たちが、寒さで震えているのをよく見かけたけれど、
待ちわびていた春を感じてか、溌剌とした姿を多く見かける。
もうすぐ春だ。
ドイツの日常を撮影する筆者は、1982年(戌年)生まれの写真家、タイナカジュンペイ氏。ハンブルクを中心に、氏が切り取るドイツの「ホントの日常」をどうぞお楽しみに。