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子どもやアスリート選手ならいざ知らず、
大人になると「思い切り走る」ことは滅多にない。
別に止められているようなものでもないのだけど、
やろうと思っても体はなかなか言うことを聞かないし、
そもそも走ろうとも思わなかったりする。
しかし公園など開けた場所に足を運ぶと、
必ずや思い切り走る犬たちに出会うことになる。
自動車かというくらいのスピードで、彼らは駆け抜けてゆく。
同じコースを何度も行き来しながら、疲れ知らず。
これでもかというくらい走り回るその姿は、
見ていてとても気持ちがよい。
走る姿が、心にまっすぐ飛び込んできて、こちらも高揚する。
だからと言って一緒に走ったりはしないけど、
でもほんの少し、帰り道は駆け足で帰ろう、と思った。
ドイツの日常を撮影する筆者は、1982年(戌年)生まれの写真家、タイナカジュンペイ氏。ハンブルクを中心に、氏が切り取るドイツの「ホントの日常」をどうぞお楽しみに。