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騒々しくセミが鳴いて、うだる暑さに辟易する。
そんなときにクーラーの効いた部屋に入った瞬間の快感。
……とは縁遠い、静かで涼しいドイツの夏。
もちろん30℃を超える日もあるけれど、
日陰に入ってしまえば風を感じて気持ちが良い。
7月の終わりともなると学校も夏休みに入る。
この時ばかりは子供の国に迷い込んだような錯覚を感じるほど、
公園や町で子供たちの姿を目にすることが増える。
そんな中でもいつもと変わらないのは、犬の姿。
街や公園、どこを見渡しても、子供たちと一緒に犬がいる。
友達と遊ぶときに犬を連れていく……
なんて考えもつかなかった子どものころの自分を思い出し、心が揺れる。
いつだって、どんな場所だって、一緒にいれば良い。
ただそれだけ。
ドイツの日常を撮影する筆者は、1982年(戌年)生まれの写真家、タイナカジュンペイ氏。ハンブルクを中心に、氏が切り取るドイツの「ホントの日常」をどうぞお楽しみに。