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ドイツではほとんどの人が土日の朝はゆったり過ごすので、
早朝に街を歩いてみると、驚くほど人がいない。
街の中心を歩いてみても、まるでゴーストタウンのようだ。
昼に近づくにつれて、ジョギングや散歩の人が増えてくる。
川岸は絶好の散歩道。バナナやサンドウィッチ、飲み物などを詰め込んで、
2時間、3時間、急ぐこともなく目的もなく、ゆったりと時間を過ごす。
何かに焦ることもなく、決して予定は詰め込み過ぎない。
ドイツの休日の過ごし方は、日本人から見たら憧れだろうけど、
本当に何もしないことも多くて、ときにつまらなくも思えてくるだろう。
だけどそんな過ごし方に慣れてくると、
心が安定して生活にメリハリが生まれて、
本当の意味での「安息日」を過ごせているのかもしれない。
ドイツの日常を撮影する筆者は、1982年(戌年)生まれの写真家、タイナカジュンペイ氏。ハンブルクを中心に、氏が切り取るドイツの「ホントの日常」をどうぞお楽しみに。