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冬の長いドイツに住む人達は、
晴れた日にはここぞとばかりに外へ繰り出す。
長時間の散歩も平然とこなすドイツ人は、
近場で済ますこともあれば、森や公園など、
豊かな自然の多い場所を探して遠くへもよく出かける。
ほんの少し旅気分にひたるためなのか一人で行くこともあるが、
そこにしっかりと“旅のお供”がいる光景もよく見かける。
犬を家に残して、一人で出かけるなんていうことはしない。
子供のころ犬を飼っていた時は、家族旅行で出かけても、
犬は必ず家で留守番をしていたことが思い出される。
家と近所の散歩コースだけが、犬の世界だった。
どこにでも犬を連れていくドイツの光景を目の当たりにすると、
あのころの自分や家族を叱ってやりたくなる。
ドイツの日常を撮影する筆者は、1982年(戌年)生まれの写真家、タイナカジュンペイ氏。ハンブルクを中心に、氏が切り取るドイツの「ホントの日常」をどうぞお楽しみに。