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秋が深まると、みるみる日照時間が減っていく。
皆夏を懐かしみ、春はもう遠くの思い出になってしまった。
ドイツでは、秋に差し掛かると「長い冬」がもう目前だ。
日ごとに暖かさは失われ、木々の葉も落ち始める。
夏の香りがまだ探せるような時には、
晴れて太陽が差す日の時には、
家で何かやるべきことがあったとしても、
外で出来るのなら外でしてしまおうという気分になる。
長く厳しい冬を越えるのも、昔よりはだいぶ楽だけど、
太陽が顔を出さないというだけで、塞ぎがちになりやすい。
晴れた日は、出来る限り長く日差しを浴びようとするのも当然だ。
それは人間だけじゃなくて、犬だって同じはずだ。
ドイツの日常を撮影する筆者は、1982年(戌年)生まれの写真家、タイナカジュンペイ氏。ハンブルクを中心に、氏が切り取るドイツの「ホントの日常」をどうぞお楽しみに。