dogplus.meを読んでいる読者の中には、小さいお子さんがいる人も多いことだろう。おそらくは多くの場合子供さんも犬好きだと思うが、そんな人に打ってつけのゲームが登場した。ゲーム……といっても、いまどきのニンテンドー3DSとかプレイステーション4とかそういうものではない。家族みんなで楽しめるボードゲームだ。広い年齢層で知名度が高いであろう“人生ゲーム”みたいなものだといえばよいだろうか。やや乱暴な説明だが、アレの犬版だ。
最近の子供にとって“ゲーム”といえばゲーム機なわけだが、ファミコン(ファミリーコンピュータ)から、現在の3DSやプレイステーション4まで綿々と続く「ゲーム機」は、いっとき、トランプや花札、オセロや野球盤、そして人生ゲームなどの「リアルで人と遊ぶゲーム」をすっかり駆逐してしまった。しかし昨今のゲーム業界では、ブームがぐるりと一周して、カードゲームやボードゲームなどが再び人気上昇中なのだ。
それらの、友達と顔をつきあわせて遊ぶゲーム(“非電源系ゲーム”と呼ぶこともある)の新製品は次々と登場し、一方では遊園地などで体を動かしてみんなで楽しむ「脱出ゲーム」などもプチブームとなっており、ゲームそのものがずいぶんと多様化している。
そんな、ボードゲーム復権のさなかに登場したのが、この「ワンだふるデイズ 〜きずなを深めて(ハート)めざせベストパートナー!〜」だ(ハートマークが出せないので文字で書いておきます)。犬好きファミリーがみんなで遊べるボードゲームで、メーカーは株式会社メガハウス。バンダイの100%子会社で、おもちゃやフィギュアなどの開発および製造、販売を手がけている。
「ワンだふるデイズ 〜きずなを深めて めざせベストパートナー!〜」公式サイト
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ゲームは、2〜6人用。お母さんとお子さんだけでも遊べるし、家族全員でも遊べる。お子さんのお友達数人と、(指南役として)お母さんというパターンでも大丈夫だ。対象年齢は6歳以上となっているので、小学生以上のお子さんであれば遊べるだろう。動かすコマは犬のフィギュア。プレイヤーはこの犬の飼い主となって、犬を育てながら“ベストパートナー”を目指すのだ。
盤面の写真を見ると分かるが、中心に大きなルーレットがある。このルーレットを回して、出た目に従って街を散歩したり、世話をしたりしながらゲームを進めていく。途中で発生するいろいろなイベントで「しつけ」「けんこう」「おしゃれ」のスキルカードを集めていって、これらが3枚揃うと「きずなカード」1枚と交換できる。この「きずなカード」が最後に1番多い人が、ベストパートナーになるわけだ。
すでに発売済みで、希望小売価格は3700円(税抜き)。
2014年のJKC犬種別登録数を見ると、上から「プードル」「チワワ」「ダックスフンド」「ポメラニアン」「柴」「ヨークシャー・テリア」という6種だったので、ランキングがそのまま来ているわけではなさそうだ。「小さいお子さんがいる家庭が飼ってそうな小型愛玩犬」……という感じかな?(ちなみにフレブルは10位、ミニシュナは9位)
やっぱり自分の家にいる犬だとゲームも一段と盛り上がるし、難しいとは思うけど、オプションでいろんな犬種のフィギュアを売ってほしいなぁ……。