愛犬の健康管理、ちゃんとしてますか?
犬の健康管理と聞いてまず思い浮かべるのは、獣医師による健康診断。フィラリア投与前の検査と同時に血液検査をしたりするのは、飼い主であれば割と一般的なことだろう。ちょっと頼りなく思えるが意外に確実なのが、飼い主による触診や目視。「なんか変だぞ?」というのは、どんなに足繁く獣医に通っていても、生活を共にする飼い主にしか分からない。ほんのちょっとした違和感が病気の発見につながることもあるので、これは意外に馬鹿にできない。
さてじゃあ「なんかちょっと変だな」と思ったときに、次なる一手はなんだろうか。獣医に駆け込む? 様子を見る? 四の五の言わず獣医に行けという意見もあるが、この判断は意外に難しい。時間的に無理だったり(24hの救急病院が近くにある家はそうそう多くないだろう)、パパがいなくてクルマが出せなかったり、不幸にもそのとき子供も熱を出していたり……。「どこからどう見ても緊急」という場合でない限りは、様子を見てしまいたくなるかもしれない。脈拍や体温などを完全に管理していれば、それを計るだけである程度は緊急度合いも分かろうというものだが、実際にそういう人はそう多くないだろう。
そんなときに悩んだり困ったりしないようにしてくれる製品が、非常に安価で登場する。「Croise.a Thermo capsule スマート体温計」(クロイス・エイ サーモカプセル)という、赤外線を使った非接触型の体温計/温度計だ。ペット用体温計としても、赤ちゃん用のミルクの温度計としても使える優れモノの製品だ(天ぷら油の温度も計れます)。2016年2月22日に、Amazonで発売される。
Croise.a Thermo capsule スマート体温計 公式サイト
製品写真を見てYouTubeの動画を観てもらえれば分かるが、実はこれスマホに差し込んで使うタイプのガジェット(小道具)だ。計測部は計測だけに徹し、それ以外のところを全部スマホにまかせることによって、大幅な低価格化を実現した。以前、3万円のペット用非接触型体温計を紹介したことがあると思うが、なんとこちらは定価4900円。しかも、スマホと連動することによって可能になった気の利いた機能も多く用意されている。
前述のように、スマホのイヤホン端子に差して使うタイプの製品で(知ってましたか? あそこはイヤホンを挿すだけのコネクタじゃないんです)、非接触型の温度計だ。イヤホンジャックに差したら別途ダウンロードしたアプリを起動して、センサー部分を2〜8cmくらいまで近づけたら画面をタップして計測。これだけだ。
測定時間は、プレスリリースによると「体温については5秒以内」とのことで、かつて紹介した「1秒計測」の製品に比べて遅く感じるが、実はこれ、その5秒で3回計測して平均値を表示しているのだ。ブレがなく正確な数値が出てくるので、逆に安心。製造メーカーのほうで医療機器認定を取るために、正確さを重視して5秒以内という表記にしているとのこと。ちなみに物体温度測定(赤ちゃんのミルクとか天ぷら油とか)については1秒もかからないらしい。
犬や赤ちゃんの体温計(なんなら自分用としても)として使う分には、非接触型というだけでとても便利。以前も書いた気がするが、とにかく暴れる元気な(?)犬や、人間を怖がってしまう保護犬などの体温を計測するときにもとても有用だ。しかもこの製品、単に「触れずに5秒で体温が計れる」ことだけが売りではない。その体温を毎回保存してグラフ化できるのだ。
体温を計ったら、その場で「保存」ボタンを押すだけ。あとは計測を重ねていけば、勝手にグラフ化される。健康なときに定期的に計測しておけば、愛犬の“平均体温”が分かるので(ちなみに成犬であれば一般的に38.5℃前後だ)、そこから外れたときもすぐ分かるし、もちろんこれは、子供や自分の体温にも有効だ。計測対象を増やすことも出来るので、製品1つで「愛犬の体温」「子供の体温」「自分の体温」の3つを管理することもできる(保存→グラフ化ができるのは体温測定だけであることには注意。まぁ天ぷら油の温度記録は必要ないと思うが……)。
余談だが、成犬であれば大体39℃を超えたあたりで「何かよくないこと」が起こっている可能性が高い。パピーは代謝が激しいので体温もちょっと高めに出るが、そもそも体温調節機能が不安定なので体温の数字も不安定になりがち。なので体温表示をあまりにも過信することはないようにしたい。
さて性能そのものもまったく問題はない。体温測定については「32℃〜42℃」(±0.2℃)、物体温度測定については「-10℃〜200℃」(±0.3℃)ということで、まったく安心して使えるレベル。むしろ、誤差が想像より遥かに少ないことに驚かされる。非接触型ということを生かして、園芸用に土の温度を計ったり、散歩前にアスファルトの温度を計ったり、趣味のクルマのエンジン表面の温度を計ったり、さまざまな用途に使えるだろう。
またアラーム機能まで付いていて、「30分後」「1時間後」などに再び計測をしなくてはならないときに、スマホがアラームで知らせてくれる。業務として頻繁に温度を計らねばならない人や、例えば動物病院の手術直後の容体チェックなどにも使える。スマホと連動した強みが、こういうところに表れている。スマホ連動に関してはGoogleの地図検索との連動機能もあり、周辺の医療施設を検索して表示できる。救急病院や小児科、内科、耳鼻科や薬局などが表示されるので、出先で何かあっても慌てずに済むだろう。
このカプセル型の外見は、わずか13g。ストラップホールもついているので、カバンの内側にちょっとぶら下げておくのも便利だ。注意点があるとすると、
・差し込んだままでは通話ができない
(イヤホンが挿された状態だと認識するので、たいがいのスマホではスピーカーから音が出なくなります)
・差し込んだままにしておくとバッテリーを消費する
の2点だけ。
愛犬の体温測定に限らず、いろんな用途で使えそうなこのアイテム、価格も手が届きやすいので、ぜひ一度公式サイトをチェックしてみよう。製品マニュアルもアップロードされているので、細かい部分が気になる人は、ぜひ合わせてそちらも。
製品名:
Croise.a Thermo capsule スマート体温計
(クロイス.エイ サーモカプセル スマート体温計)
モデルナンバー:
PTD-100
測定範囲:
体温 : 32℃ 〜 42℃ 精確性 ±0.2℃(FDA基準)
物体 : -10℃ 〜 200℃ 精確性 ±0.3℃
測定時間:
5秒以内
測定距離:
2〜8cm
製品サイズ:
高さ46.0mm × 直径20mm(カバーなし)
高さ52.9mm × 直径20mm(カバー付き)
製品重量:
13g(パッケージ内に追加カバー1個付き)
スマホの必要OSバージョン:
Android 4.2以上またはiOS 7.0以上
販売定価:
4900円(税別) 2016年2月22日、Amazonで発売予定
問い合わせ:
応募フォーム http://kanefuku-trading.com/contact.html
または TEL:06-6444-0574
Croise.a Thermo capsule スマート体温計
(クロイス.エイ サーモカプセル スマート体温計)
モデルナンバー:
PTD-100
測定範囲:
体温 : 32℃ 〜 42℃ 精確性 ±0.2℃(FDA基準)
物体 : -10℃ 〜 200℃ 精確性 ±0.3℃
測定時間:
5秒以内
測定距離:
2〜8cm
製品サイズ:
高さ46.0mm × 直径20mm(カバーなし)
高さ52.9mm × 直径20mm(カバー付き)
製品重量:
13g(パッケージ内に追加カバー1個付き)
スマホの必要OSバージョン:
Android 4.2以上またはiOS 7.0以上
販売定価:
4900円(税別) 2016年2月22日、Amazonで発売予定
問い合わせ:
応募フォーム http://kanefuku-trading.com/contact.html
または TEL:06-6444-0574