徳田竜之介獣医師と本場のアニマルポリスが講演してくれる、またとない機会が到来。今年の動物愛護週間は見逃せない

　毎年9月20日から26日の1週間は「動物愛護週間」と決まっている（ちなみにこれ、動物愛護管理法で定められているもので、単に個人や企業が言い出したようなものではありません）。この期間は、日本全国津々浦々でいろいろな動物関連のイベントが行われるわけで、おそらくは皆さんの住んでいる場所でも“動物愛護フェスティバル”のようなものが、大なり小なり開催されることと思う。

　いろんな団体がこの期間に合わせていろんなイベントを開催するが（これ、少しずつズラしたほうがいいと思います。日時が思い切りカブること多いですし）、今年はちょっと変わったイベントがあるので紹介しておこう。

　イベントの名前は、「動物と人の未来を考えるサミット〜動物虐待のない世界へ〜」。主催はNippon SPCA（非営利一般社団法人 日本動物虐待防止協会）と愛護動物虐待防止管理士だ。このSPCAがいわゆる“SPCA”（SPCA International）と関連があるのかどうか分からないが、その名のとおり動物を虐待から守る活動をメインにしている団体のようだ。

Nippon SPCA公式サイト

　さてイベントだが、ゲストも内容もなかなか豪華。詳しくは下記をチェックしてほしいが、中でも目玉となるのは、まず獣医師 徳田竜之介氏のトーク。
　以前から知る人ぞ知る有名人ではあったけれど、熊本の震災で一躍脚光を浴び、先日は毎日放送の「情熱大陸」にも出演した徳田氏。氏の語る「大震災発生！その時ペットは？」という演目は、天災の頻発する日本に住む我々であれば、とても気になるところだ。
　そしてもう1つの目玉が、ホンモノの「アニマルポリス」の話が聞けること。アニマルポリス、アニマルコントロールなど、州によって市によって、名称や役割が微妙に違うが、動物の幸せを願う日本人としては、「動物虐待に対して“法”が強制力をもって介入できる」というその一点が、ある種のあこがれでもある。そんな彼らが、わざわざ日本を訪れて講演してくれるのだ。こんな機会は、まずない。

「動物と人の未来を考えるサミット〜動物虐待のない世界へ〜」紹介ページ

　2日間にわたって行われるこのイベントは、ほかにもいくつものトークセッションが用意されており、動物愛護週間の最後をしめるイベントとしてふさわしいものになっている。さすがにこれだけの内容ともなると「完全無料」とはいかなかったようだが、興味のある人にとっては高い金額ではないだろう。時間が合えば、ぜひ参加してみてほしい（事前申し込みが必要なことに注意！）。
　しかし出演者の中に「デヴィ夫人」と書かれていたのであれこれ調べていたのだが、もしかしてこの人、毛皮を身にまとう人ではなかろうか。“動物虐待防止協会”の協会趣旨から考えてちょっといかがなものだろう。見かけた写真がフェイクなのであればいいのだけど……。

「動物と人の未来を考えるサミット〜動物虐待のない世界へ〜」紹介ページ

Nippon SPCA公式サイト