ラットを使った動物実験では、低用量の給餌で体重増加抑制が見られる半面、高用量の給餌で腸閉塞をおこしたり、また犬では軟便や消化率の低下などが見られたとの報告がある1)ほか、腸内細菌バランスの変化や腹痛、鼓腸(こちょう)、消化管壁の損傷などを引き起こすことも知られている。このことより、アメリカのFDAはリスクのある食材として警告しているが、乳化剤や増粘安定剤として低用量を食品へ使用するには安全だとしている。2)EUでは食品添加物(E 412)、日本では既存添加物に指定されているが、使用量の上限はない。
1)日本医薬品添加剤協会「グァーガム」
http://www.jpec.gr.jp/detail=normal&date=safetydata/ka/daku1.html
2)U.S. Food and Drug Administration [Code of Federal Regulations] Sec. 184.1339 Guar gum
http://www.accessdata.fda.gov/scripts/cdrh/cfdocs/cfCFR/CFRSearch.cfm?fr=184.1339