カラギーナンの持つぬるぬるとしたハイドロコロイドの性質は、食品の品質保持のための増粘安定剤として多くの食品に用いられ、使用量上限のない既存食品添加物に指定されているほか、医薬品製剤にも用いられている。
自然由来の紅藻類が原料ではあるが難消化性であるため、食物繊維の1つとして数えられる。また、ラットやモルモットに高用量給餌を行った動物実験において肝臓の病変や消化器官の潰瘍等が報告されている1)ことから、健康への影響を懸念する声もある。
1)日本医薬品添加剤協会「カラギーナン」
http://www.jpec.gr.jp/detail=normal&date=safetydata/ka/daka9.html