日本における国民的飲料である緑茶の葉から抽出されるポリフェノールは、植物由来の成分の総称。化学的には、芳香族のフェノールが複数繋がった分子構成をなすものをポリフェノールと呼ぶ。ポリフェノールに数えられる植物成分には、色素(クロロフィル)や味成分、フラボノイド(カテキンなど)、タンニンそしてサポニンなどがある。緑茶葉には約30%、ウーロン茶には約20%のポリフェノールが含まれる。
ポリフェノールは、体内のフリーラジカルと結合することで抗酸化効果をもたらし、腫瘍抑制効果や様々な老化現象を防ぐといわれる。また歯の表面を固くする効果などもあり、犬の歯磨き効果のあるおやつなどにも用いられている。