動物性の天然フレーバーはいくつかあるが、ほぼすべてが犬の嗜好性を高めるために使われている。
天然鶏香料(別名:天然チキンフレーバー、天然鶏風味料)は、原料の鶏を加熱して作られるエキスからとくに香味成分を含む油脂を分離して得られるもので、原料は「肉」の名称が付かない限り骨を含む鶏ガラや鶏足などが用いられ、鶏肉だけを使ったものは「天然鶏肉香料」や「天然鶏肉風味料」と表記される。
天然鶏香料には多くの脂肪酸やアミノ酸が含まれているが、フードへの使用量は少なくまた香り付けによって犬の嗜好性を高めるために加えられるので栄養学的価値はない。
天然ビーフフレーバーとは、原料の牛を加熱を加熱して作られるエキスからとくに香味成分を含む油脂を分離して得られるもので、原料は「肉」の名称が付かない限り枝肉を取り出した残りの副産物(骨を含む)が用いられる。
天然ビーフフレーバーには多くの脂肪酸やアミノ酸が含まれているが、フードへの使用量は少なくまた香り付けによって犬の嗜好性を高めるために加えられるので栄養学的価値はない。
天然ラムフレーバーとは、原料の羊を加熱して作られるエキスからとくに香味成分を含む油脂を分離して得られるもので、原料は「肉」の名称が付かない限り枝肉を取り出した残りの副産物(骨を含む)が用いられ、羊肉だけを使ったものは「天然羊肉風味料」と表記される。
天然ラムフレーバーには多くの脂肪酸やアミノ酸が含まれているが、フードへの使用量は少なくまた香り付けによって犬の嗜好性を高めるために加えられるので栄養学的価値はない。
食品衛生法(昭和二十二年十二月二十四日法律第二百三十三号)第四条 3
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S22/S22HO233.html