フィッシュスープ

フィッシュスープあるいは魚スープとは、原料の魚を加熱煮出しあるいは酵素によりタンパク質を分解して、アミノ酸やペプチドなどの旨味だけを抽出して濃縮した天然旨味調味料のこと。魚の種類によって風味が異なり、それぞれの魚由来の風味とコクがある。エキスを希釈したものや煮出したものはスープや煮汁と呼ばれる。
原料は、魚の種類の名称が付かない限りいろいろな種類の魚が用いられ、特定の魚種だけを使ったものは「まぐろエキス」や「サーモンスープ」など魚の種類を付けて表記される。フィッシュエキスは、ラーメンのスープや加工食品の旨味のベースとして多くの食品に用いられている。

フィッシュスープには、グリシンやグルタミン酸などのアミノ酸を含むペプチドが含まれているが使用量は少なく、また香りによって犬の嗜好性を高めるために加えられるものであって栄養学的価値はない。またタンパク質を分解しているため、アレルゲン性は低いが、アレルギーを引き起こす可能性はゼロではない。