鶏のレバーに大量の水を加えて混合した後に、酵素を加えるなどしてタンパク質や脂質を加水分解し、半消化状態にしたものを鶏レバー加水分解物(あるいはチキンレバーダイジェスト)などと呼ぶ。タンパク質は加水分解によってタンパク質の四次構造が壊されてアミノ酸となり、このアミノ酸が犬にとって旨味成分として働くため、ドライフードの嗜好性を高めるために表面にスプレー噴霧して用いられることが多い。
アレルギー反応は、多くの場合タンパク質の構造に対して反応が引き起こされるため、アミノ酸に分解されることでアレルギー反応性が低くなるが、ゼロではないことには注意したい。
なお原材料の名称で見かける「チキン」とは、生後50-60日くらいで出荷される若鶏のこと。別名ブロイラーとも言う。