家禽副産物

家禽とは食肉や卵、羽毛などの目的のために飼われるとして鳥類の総称で、主に鶏（学名：Gallus gallus domesticus）、カモ（学名：Anatidae）、アヒル（学名：Anas platyrhynchos var.domesticus）、七面鳥（学名：Meleagris gallopavo Linnaeus f. domestica）、ガチョウ（学名：Anser anser domesticus）、ウズラ（学名：Coturnix japonica）などのことを指す。

上記家禽の食肉加工時に胸肉やモモ肉などの正肉を取りのぞいた残りの内臓や骨（ガラ：丸鶏から正肉を取った残りの首から尻尾までの背骨周り部分）、羽毛、脂、血液のことを家禽副産物と呼ぶ。^1）

副産物は正肉を取った残りであることから、廃棄物のようなあまり良くないイメージを持つが、犬の栄養から考えると骨や血液、内臓など正肉にはないミネラル類やビタミン類など栄養素を副産物は豊富に含み、その質にさえこだわれば、むしろ犬の体に必要な栄養素を供給してくれる加工フード素材である。

1）（社）日本畜産副産物協会「畜産副産物とは」　http://www.jlba.or.jp/con05_2.html#