現在では豚肉は、ヨーロッパと東アジアにおいて最も多く食されている肉であり、肋骨部分(肋骨と胸骨を繋ぐ軟骨)は周辺の肉(バラ肉)とともに煮込みなどの食用にされる。ちなみに軟骨ではない硬い肋骨部分とバラ肉の組み合わせは、スペアリブと呼ばれる。
生の軟骨はコリコリとした歯ごたえがある。軟骨(茹で)100gには100mgのカルシウムが含まれているが、同時にリンも120mg含まれているので、理想的なカルシウム:リン比率には少し遠く、軟骨以外にもミネラル成分を加えてバランスを取る必要がある。また軟骨には、関節に良いとされるコンドロイチン硫酸が構成成分として含まれ、犬の良いおやつにもなる。
日本ではまだオーエスキー病(別名:仮性狂犬病、届出義務指定の伝染病)が清浄されていないため1)、感染の危険から豚肉を生で犬に与えることはするべきでないが、加熱をすればウィルスは死滅するため問題はない。
1)農林水産省 オーエスキー病の浸潤地域
http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/eisei/e_ad/pdf/ad_maptable_121009.pdf