七面鳥心臓

七面鳥（学名：Meleagris gallopavo Linnaeus f. domestica、英名：Turkey＝ターキー）はシチメンチョウ科シチメンチョウ属の鳥である。黒っぽい羽を持つ野生のものはワイルドターキー（Wild Turkey）と呼ばれ、白い羽をもつ家畜化改良されたもの（家禽）と区別され、主に食肉を目的に飼育されている。

飼育方法は、屋内と戸外を組み合わせた放飼いだが、ヨーロッパやアメリカなどでは鶏同様に経済を優先した大規模飼育（1畜舎あたり7000羽以上）も珍しくなく、飼育面積に対する羽数が多い過密な状態や急激に成長する品種の健康障害などがたびたび問題とされる。日本国内での七面鳥の飼育は極めて少ないため、なかなかドッグフードの原料にはなりにくい。

七面鳥の心臓にはタンパク質約17％、脂肪約5％が含まれ、ナトリウム量は、脂肪量が同じ肉に比べて少々多めの92mg/100g。赤ちゃんの拳くらいの大きさで、心筋は筋肉と同じ横紋筋でありながら筋肉よりも筋繊維が密なため歯ごたえがあり、良質のタンパク質源である。