白身魚フライの原料ホキ(学名Macruronus novaezelandiae)は大平洋南部オーストラリアとニュージーランドの間に生息するタラ目マクルロヌス科(旧メルルーサ科)の魚である。若いうちは200-600m、成熟すると1500mまでの海底でゆっくりと体長1.3mにまで成長し、寿命は20年以上といわれている。底引き網で漁獲され、鮮魚としてよりも冷凍の白身魚フライやすり身など加工食品の原料に使われる。
タラ科の白身魚に似て、ホキには約17%のタンパク質が含まれる。ホキやタラに限らず、魚肉の消化性は一般的にほ乳類・鳥類の肉に比べ劣るが、日本犬や北方のソリ犬など何世紀もの間魚を食べ続けてきた歴史から、犬種によってはほ乳類の肉よりも魚の方が体に合ったタンパク質源であることがある。
ホキは青魚に比べ1.3%と脂肪分が少なく(例えばサバでは12%)、体に有用な不飽和脂肪酸もその分少ないが、そのためカロリーも少ない。