レイクホワイトフィッシュは北米で1万2000トン、ヨーロピアンホワイトフィッシュは北欧で養殖が行われているが4000トンとそれぞれ漁獲量が少ないことから、ドッグフードの原料にはなりにくい。(年間漁獲量比較:サケ約120万トン、タラ約700万トン、ニシン約2000万トン1))
レイクホワイトフィッシュは別名コモンホワイトフィッシュとも呼ばれる、北米のアメリカとカナダの国境付近の湖水地帯に生息するサケ科コクチマス属の淡水魚。なお、レイクホワイトフィッシュのほかに、ヨーロピアンホワイトフィッシュも別名コモンホワイトフィッシュと呼ばれる。
コクチマス/レイクホワイトフィッシュには約19%のタンパク質が含まれ、脂質は約6%。脂質の約40%は多価不飽和脂肪酸である。2)
魚肉の消化性は一般的に、ほ乳類・鳥類の肉に比べ劣るが、日本犬や北方のソリ犬など何世紀もの間魚を食べ続けてきた歴史から、犬種によってはほ乳類の肉よりも魚の方が体に合ったタンパク質源であることがある。
1)FAO yearbook, Fishery and Aquaculture Statistics. 2009
http://www.fao.org/docrep/015/ba0058t/ba0058t.pdf
2)USDA ”Fish, whitefish, mixed species, raw”
http://ndb.nal.usda.gov/ndb/foods/show/4484?fg=&man=&lfacet=&format=&count=&max=25&offset=&sort=&qlookup=Whitefish