つぶやく
メンハーデン（Menhaden、学名Brevoortia tyrannus）は北米大西洋沿岸に生息するニシン科の魚。全体的に銀色で、エラの後に黒い斑がある全長18-32cmの魚である。メンハーデンは食卓に上がるよりも魚油や肥料・魚粉の原料として用いられることが多く、北米漁業経済において重要な意味を持つ魚である一方、ほかの大型魚類のエサとなる魚であることから、2012年末にアメリカでは漁獲高規制を行うことが決定された。アメリカで作られる魚粉の代表的な原料がメンハーデンであり、水揚げされたメンハーデンは骨と内臓つきで丸ごと圧搾を通して、ペレットなどに加工されて動物飼料として流通している。ほかのニシン同様、メンハーデンには酸化しやすい不飽和脂肪酸が含まれることから、動物飼料魚粉としてのメンハーデンミールには酸化防止・品質保持のための抗酸化物質としてエトキシキンが添加される。1）
魚肉の消化性は一般的にほ乳類・鳥類の肉に比べ劣るが、日本犬や北方のソリ犬など何世紀もの間魚を食べ続けてきた歴史から、犬種によってはほ乳類の肉よりも魚の方が体に合ったタンパク質源であることがある。
1）LaBudde Group Inc. ”Ingredients: Fishmeal Menhaden"
http://www.labudde.com/Ingredients-E-O.htm#FISH-MEAL
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