アレルギー源
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動物性のエキスまたは煮汁(スープやブイヨンも含まれる)は、加熱煮出しあるいは酵素によるタンパク質分解で、アミノ酸やペプチドなどの旨味だけを抽出して濃縮した、天然の旨味調味料だ。タンパク質が分解されているためにアレルゲン性は低いが、ゼロではないところには注意が必要だ。
日本の食卓ではあまり一般的ではないが、フードの原材料としては比較的ポピュラーな七面鳥(ターキー)。鶏肉と比べ、脂肪が少なくタンパク質が多いのが特徴だ。アレルギー対応フードでよく名前を見かけるが、鵜呑みに盲信しないよう注意したい。
七面鳥(ターキー)の食肉加工時に、正肉を取り除いた残りの内臓や骨、皮、羽毛、油、血液を指して副産物と呼ぶ。「ミール」については、日本国内とアメリカ(AAFCO)での定義が違うことに注意が必要だ。
日本ではあまり一般的には食卓にのぼらない七面鳥は、黒っぽい羽を持つものが野生(ワイルドターキー)で、白い羽を持つものが家畜化改良されたもの(家禽)である。赤ん坊の拳ほどの大きさの七面鳥の心臓は、歯ごたえのある良質なタンパク源であるといえる。
七面鳥(ターキー)の胃とは、穀類などを砕くために発達した臓器で、いわゆる「砂肝」だ。サイズは鶏のそれより大きく、含まれるミネラル類やビタミン類の量が、正肉より少ない。
七面鳥(ターキー)のレバーは、脂肪分が5-15%ほど、タンパク質が約22%含まれ、ほかの動物種のレバー同様、ビタミンAを豊富に含む。レバーは解毒を行う器官なので、出来るだけ良質で新鮮なものを選びたい。