アレルギー源
このページの情報や画像などは,2014/11/01時点のものです。
サーモンブイヨンとは、サーモンと野菜を一緒に加熱し、煮出して濃縮した天然旨味調味料のこと。むろんフードだけでなく、スープや加工食品の旨味ベースとして、人間の食品にも多く使われる。
「魚のエキス」は、原料の魚を加熱煮出しあるいは酵素によるタンパク質の分解で、アミノ酸やペプチドなどの旨味だけを抽出して濃縮した天然旨味調味料のことだ。特定魚種を使ったものでない限りは、いろいろな種類の魚が使われる。
食卓でとても馴染み深い食材である鮭(サケ)は、数種の魚の総称。身が赤いものが大半だが、それはエサの色素によるもので、実際は白身魚だ。タンパク質は20%ほどで、脂肪にはDHAやEPAが含まれている。
マス/トラウトと一口に言っても、流通している大半はブラウントラウトとニジマスで、そのほとんどが養殖でまかなわれている。サケ同様にエサの色素によって身が赤くなるが、こちらも白身魚。タンパク質は20%ほど含まれている。
世界的な高級魚であるマグロの肉には、白身魚に比べて鉄分が多く含まれ、タンパク質含有量も25%前後と高い。マグロにはクロマグロ、メバチマグロ、キハダマグロなどの種類があるが、内35%ほどの種は、漁獲資源として過剰あるいは枯渇状態にある。
お刺身からダシまで、食卓を彩る魚であるカツオは、マグロ族に分類される食用魚だ。魚肉の中では高いタンパク質含有量(約25%)が特徴で、脂肪分は漁獲時期によって異なる(春のカツオは低脂肪、秋のカツオは高脂肪)。