アレルギー源
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説明不要の食材「小麦」は、トウモロコシ同様にイネ科の植物である。炭水化物とタンパク質、食物繊維や脂質などが含まれるが、なかでも小麦のタンパク質はすべての必須アミノ酸を含んでいるのが特徴だ。
ライ麦は、ビタミンB群とビタミンE、そして必須アミノ酸を豊富に含む食材だが、中でも、3大穀物である米、小麦、トウモロコシにあまり含まれていない、必須アミノ酸であるリジンを多く含んでいるのが特徴だ。
古代麦であるカムート麦は、近年注目されている食品だ。タンパク質含有量が多いだけでなく、脂肪分、アミノ酸、ビタミン、ミネラルなどがそれぞれほかの小麦品種より多く、さらにセレンも多く含まれている。
パンなどを作るときに欠かせない、粘りの元になる物質。お麩の材料でもあり、精進料理にも使われて菜食主義者のタンパク質源として重宝されるが、ドッグフードにおいてはアレルギー源になる可能性も高く、注意が必要だ。
小麦ブラン(ふすま)は、脱穀した種子を精白研磨するときに出る果皮の粉のこと。その約45%はセルロースなどの多糖類で、ほかにデンプンやタンパク質、各種ビタミンやミネラルが含まれる、ダイエット系の人気食材だ。
ウィートブランとも呼ばれる小麦のふすまは、脱穀した小麦種子の表面を削るときに出る果皮の粉のこと。胃の中でふくれて満腹感を与え、約1%含まれるβグルカンが血中コレステロール値を下げる効果があるので、ダイエット用の食材として人気がある。