
生のソラマメはその約50%が炭水化物で、約25%がタンパク質、2%程度の脂質のほか食物繊維を含む。ソラマメに含まれるタンパク質量は、マメ科の植物の中では大豆に続く第2位である。
生のソラマメには、ほかの豆類同様にタンニンやレクチンといった天然の防虫抗菌成分、そしてソラマメ独特のビシン(Vicin、グリコシド)とコンビシン(Convicin)という毒性化合物が含まれ、とくにヴィシンとコンヴィシンは嘔吐や下痢をはじめ発熱を伴う溶血性貧血(ソラマメ中毒)の原因になることがあるため、食用にする際は必ず加熱を要する。