ミルクオリゴ糖は別名乳果オリゴ糖またはラクチュロースと呼ばれ、牛乳に含まれるラクトースの成分(ガラクトース)と果糖(フルクトース)の2つの単糖から構成される二糖である。最近の研究で、ヒトの母乳中にあるミルクオリゴ糖が、子供の腸内ビフィズス菌を増殖させることが明らかになった。1)
オリゴ糖やそのほかの化合物は、消化管内では大腸で細菌による分解を受けるだけの消化の難しい糖類として食物繊維の一つに数えられる。プレバイオティクスとして質の良い排便には欠かせないが、難消化性のため、摂取量が多すぎるとかえって便が緩むことがある。
1) 京都大学「代表的な善玉菌であるビフィズス菌の増殖因子を発見」
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/2008/news6/080709_1.htm/