キトサンオリゴ糖は、甲殻類の殻を構成する成分キトサンを原料に、酸または酵素(キトサナーゼ)を使って作られるオリゴ糖である。抗菌性や抗腫瘍性などの作用を持つことが報告されている。1)
オリゴ糖やそのほかの化合物は、消化管内では大腸で細菌による分解を受けるだけの消化の難しい糖類として食物繊維の一つに数えられる。プレバイオティクスとして質の良い排便には欠かせないが、難消化性のため、摂取量が多すぎるとかえって便が緩むことがある。
1) 大谷、大森、道祖ほか:キトサンオリゴ糖を投与された犬の糞便細菌叢および免疫応答、動物臨床医学 15 (3) 73-78, 2006
https://www.jstage.jst.go.jp/article/dobutsurinshoigaku/15/3/15_3_73/_pdf