
薄黄色でほのかにナッツの香りがするマカダミアオイルは、約60%がオレイン酸、約20%がパルミトレイン酸と、一価不飽和脂肪酸に富む。特にオメガ7系脂肪酸のパルミトレイン酸は、人の皮脂に含まれる油脂であり、ほかの植物油に比べてマカダミアオイルにはダントツに多く含まれることから、ボディケアやヘアケアなどの目的で化粧品の原料にも用いられることが多い。そのほかマカダミアオイルには、リノール酸約4%、飽和脂肪酸約10%と、微量だがフィトケミカルのフィトステロールやスクワラン、ビタミン・ミネラル類などが含まれる。
長期間の保存にも加熱にも安定しているので、炒め物などの料理にも使われる。