羊脂を構成する脂肪酸はパルミチン酸約33%をはじめ、ステアリン酸21%、ミリスチン酸約5%など飽和脂肪酸が多く、オレイン酸約38%、パルミトレイン酸約2%などの一価不飽和脂肪酸、多価不飽和脂肪酸は約6%程度1)と、牛脂よりも多く含まれている。
羊脂の持つ体への役割は、牛脂と同じく主にカロリーの供給と脂溶性ビタミンのキャリアなどであり、また羊脂もフードに加わることで犬の嗜好性が高まるという利点がある。
1)T. POPOVA, P. MARINOVA, V. BANSKALIEVA and V. V ASILEVA: CONTENT AND FATTY ACID COMPOSITION OF DIFFERENT FAT DEPOTS OF LAMBS RECEIVING FISH OIL SUPPLEMENTED DIET, Bulgarian Journal of Agricultural Science, 14 (No 1) 2008, 100-107 National Centre for Agrarian Sciences.
http://www.agrojournal.org/14/01-12-08.pdf