トリコデルマ・ロングブラキエイタム(学名Trichoderma longibrachiatum)は、本来地中や植物・材木の中に生きるカビの一種で、自然な状態では、動物はこのカビを植物や土のついた食物と一緒に摂り込む。
トリコデルマ・ロングブラキエイタムからは、セルロースやβ-グルカン、キシランといった動物の消化器官では消化できない非でんぷん質多糖類(Non-Starch-Polysaccharide: NSP)を分解する酵素ロクサザイムが抽出される。酵素ロクサザイムは、小麦や大麦をベースとした動物飼料や食品の消化吸収効率を上げるのに効果がある。またその酵素を持つトリコデルマ・ロングブラキエイタムは腸内pHと善玉菌のバランスを整え、消化を助ける整腸作用のあるプレバイオティックスまたはプロバイオティクスとして動物飼料によく加えられる。