
バナナの果肉は芳香が強く、皮が黄色いほど甘みが強い。実の約70%が水分で、ほかにカリウムやマグネシウム、リンなどのミネラル類、ビタミン類(A、B、Cなど)、セレンなどの微量元素、食物繊維が含まれ、さらには「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンが約7%も含まれる。
青い皮に包まれている未熟な果肉は、セルロースやでんぷん質が多く含まれることから消化が難しいが、成熟段階でそれらは、腸内細菌の生育を助ける食物繊維や、消化がよく甘みの強い果糖、ブドウ糖、サッカロースなどの糖分に変わるので、エネルギー補給やおやつ、お腹の調子が悪いときなどに食べるなら完熟のバナナが好ましい。また、便秘解消にも効果がある。