ほうれん草にはビタミン類(β-カロチン、B群、Cなど)のほかミネラル類(カリウム、カルシウム、マグネシウムなど)も含まれるが、昔言われていた「ほうれん草には鉄分が豊富に含まれている」というのは、残念ながら今日(こんにち)の品種にはもう期待できないといってもよい。1)
ほうれん草は食用としてだけではなく、葉は腹部の膨張感を抑えたり、腸内・肺の炎症などの解熱・抗炎症作用があるとして、また種子は便秘解消のためや肝炎・黄疸症状の改善などに薬草として使われることもある。
ほうれん草の葉に含まれる葉緑素(クロロフィル)は、緑色食用色素としてパスタなどに使われたり、口臭予防剤に使われる。
1) Sutton, M.: SPINACH, IRON and POPEYE: Ironic lessons from biochemistry and history on the importance of healthy eating, healthy scepticism and adequate citation. Internet Journal of Criminology, 2010.
http://www.internetjournalofcriminology.com/Sutton_Spinach_Iron_and_Popeye_March_2010.pdf