日本ではクレソン(学名Nasturtium officinale)という名で知られ、よく肉料理の付け合わせに用いられる辛味のあるハーブ。別名オランダガラシとも呼ばれる。
ギリシア時代とローマ時代より食用に使われている香草の一つで、民間療法では血液を浄化し代謝を促進するといわれている。ウォータークレスに含まれるシニグリンという物質の影響で、舌に刺激のある辛味を持つが、乾燥させるとシニグリンは辛味を失うため、料理の付け合わせには生で使われる。ウオータークレスは辛味成分のほか、糖分、精油、ビタミン(A、B1、B2、C、E)とミネラル(鉄、ヨード、リン、カルシウム)を含み、冬場でも収穫できることから、昔は特にビタミンC源として注目されていた。