セリ科セリ属(英名ウォータードロップワート、Waterdropwort)の植物には有毒物質のエナントトキシンが多く含まれるため、食用または飼料に用いることは禁忌とされるが、セリだけは無毒で食べられる珍しい存在。
葉や茎には植物性ステロール(スティグマステロール)、脂肪酸(パルミチン酸)、アミノ酸(アスパラギン酸、イソロイシンほか8種)などが含まれ1)、スティグマステロールなど植物性ステロールは体内のコレステロール値を下げ、抗ガン作用を示す。2)
1) セリOenanthe javanica (BLUNE) DC.の成分研究(第1報):佐藤,小林,高橋,薬誌,92,1295(1972年)
http://ci.nii.ac.jp/lognavi?name=nels&lang=jp&type=pdf&id=ART0004175250
(第2報):1973年
http://ci.nii.ac.jp/lognavi?name=nels&lang=jp&type=pdf&id=ART0004176339
2) Max Ruber Institut "Phytosterin"
http://www.mri.bund.de/fileadmin/Institute/PBE/Sekundaere_Pflanzenstoffe/Phytosterine.pdf