学名Juniperus。日本ではネズまたはトショウ(杜松)とも呼ばれる針葉樹(裸子植物)の実。ベリーの様な丸い実がなり、約2年かけて青く熟してゆく。実にはやや苦みがあり、胃のムカつき解消や消化を助け、利尿を促進する効果がある。
特に実と葉から抽出される精油にはα-ピネンやテルピネオール、サビネンといった弱毒性物質が含まれ、肌に触れると刺激があるほか、心肺機能を亢進する作用があり、摂取が長期にわたる場合や過剰摂取の場合、痙攣や腎臓障害、肝臓障害を引き起こす可能性があるので、妊娠中の犬や炎症性の腎疾患を持つ犬へ与えるのは注意を要する。