クランベリーの実にはビタミンC(アスコルビン酸)のほか、クエン酸や安息香酸など多くの酸味が含まれ、膀胱炎のときなどに食べると尿を酸性に傾け、尿中の細菌数を減らす作用がある。1) またクランベリーの赤い皮に多く含まれるアントシアニンとその他のフェノール類には、フリーラジカル除去作用や抗菌作用などがあることが報告されている。2)
生の実やジュースなどは酸味が強いが、熱を加えたり乾燥させたものであれば酸味はなくなってマイルドになる。しかし、熱を加えたものではビタミンCが失われるため、頻繁に摂取するのであれば、栄養素がそのまま残っている乾燥したものがよい。
1) The Longwood Herbal Task Force and The Center for Holistic Pediatric Education and Research "Cranberry (Vaccinium macrocarpon) ": Kathi J. Kemper, MD, MPH
http://www.longwoodherbal.org/cranberry/cranberry.pdf
2) Anthocyanins, antioxidative, and antimicrobial properties of American cranberry (Vaccinium macrocarpon Ait.) and their press cakes.: Viskelis P, Rubinskiene M, Jasutiene I, Sarkinas A, Daubaras R, Cesoniene L., J Food Sci. 2009 Mar;74(2):C157-61.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19323730