ブラックベリー(学名Rubus sectio Rubus)は、ラズベリーに形がよく似たバラ科キイチゴ属の植物だが、ラズベリーよりも粒が大きく表面には光沢があり、粒の数は少なめで、色は名前の通り黒に近い濃紫色である。実は食用に用いられ、葉は薬草として用いられる。
実にはカロチンやビタミンC、葉酸、鉄、フラボノイドが含まれ、フラボノイド系物質のアントシアニンとフェノール系物質のエラグ酸は、抗菌効果やフリーラジカル除去作用があることから、これらの抗ガン効果が注目されている。1)
1) Béliveau, Gingras: Les aliments contre le cancer, Trécarré, 2005.