ブルーベリーは、ビルベリーに比べてブドウ糖や果糖などの糖分を多く含み、またブルーベリーとビルベリーでは酸味をもたらすクエン酸、リンゴ酸などの比率が異なるが、どちらの実も皮の部分にフェノール類とアントシアンを豊富に含むほか、ビタミン類(B1、C、パントテン酸、B3・ニコチンアミド)を含む。
アントシアンは水溶性の青〜赤色をした色素で、体がストレスを感じた際や疾病に罹った際に体内に出現するフリーラジカルの除去に作用する。ブルーベリーはそのアントシアンの多さから「最もストレスに効果のある果物」と呼ばれている。1)
その他、ペクチンや防腐効果のあるカテキン類により、消化不良や下痢などの際に整腸作用がある。2)
1) Ronald L. Prior: Antioxidant Capacity and Health Benefits of Fruits and Vegetables. Blueberries, the Leader of the Pack. USDA Human Nutrition Research Center on Aging, Presentation given at the NABC meeting in Portland, Oregon in February 1998.
http://www.blueberry.org/antioxidants.htm
2) Margarete Dreßler: Die unbekannten Heilkräfte der Blaubeere, Knauer Taschenbuch, München, 2011.