ウコンの根茎にはα-クルクメンやカンファーといった精油成分をはじめ、ビタミン類(E、C、カロチン)、ミネラル類、微量元素が豊富に含まれる。クルクミン色素は強い胆汁分泌作用を示すほか、抗炎症作用、抗酸化作用、抗菌作用、抗変異原作用による抗がん効果が知られており、またほかの成分と伴って血液浄化作用、利尿作用、収斂(しゅうれん)作用、創傷治癒作用、健胃作用などがあるとされている。
クルクミン色素の山吹色はカレーなど食品への着色料として多く用いられ、その際は食品添加物の区分に表示される。1)
1) 厚生労働省行政情報「既存添加物名簿収載品目リスト」
http://www.ffcr.or.jp/zaidan/MHWinfo.nsf/0/c3f4c591005986d949256fa900252700