「アルファルファ」という名前はアラビア語で「食物の父」を意味し、その昔ペルシアでは、大事な馬の飼料としても用いられていた。ほかのマメ科の植物と同様にアルファルファも、種子にタンパク質とビタミン(A、C、E、D)、ミネラル(リン、鉄、カルシウム、マグネシウム、カリウム)を豊富に含み、関節炎や消化器系機能の改善などに効果がある。しかし植物性のエストロゲン物質を含んでいるため、妊娠中の犬と授乳中の犬には与えてはいけない。また、種子にはアルギニンの競合物質で血液のタンパク質合成を阻害するL-カナバニンという物質が含まれ、有害であるので与えないほうがよい。
2005年にアメリカで、遺伝子操作されたアルファルファの栽培が食用・飼料用として認可されたのを皮切りに、カナダと日本でも遺伝子操作されたアルファルファの栽培が認可されている。1)
1) 日本モンサント
http://www.monsanto.co.jp/biotech/crops/alfalfa.html