ローズマリーの葉の苦みや香りは、フラボノイドやサポニン、サリチル酸、精油(エッセンシャルオイル:カンファーやキネオールなどテルペン類)、ロスマリン酸(ポリフェノール)などに由来し、これらによってローズマリーには、血圧上昇作用をはじめ抗菌作用や抗炎症作用、抗酸化作用、鎮痛作用、抗痙攣作用など多岐にわたる作用があることが知られている。
特に、ロスマリン酸の持つ抗酸化作用はほかのハーブに比べて高く1)、天然の抗酸化物質・酸化防止剤として、近年多くのドッグフードで化学合成の抗酸化物質に代わり用いられている。
1)村上,羽根田,吉野: ロスマリン酸のプロオキシダント作用−遷移金属イオンの還元を介した活性酸素生成,Trace Nutrients Research22:45-50(2005)
http://www.jtnrs.com/sym22/22_045.pdf