ジャガイモ蛋白(あるいは馬鈴薯蛋白、ポテトプロテイン)とは、ジャガイモ(学名Solanum tuberosum、別名馬鈴薯、英名ポテト)のデンプン精製時の排水処理経費削減のため、リサイクルという名の下に作られる単なる副産物。デンプンを工業的に分離精製する際、生じる上澄みに含まれるタンパク質を濃縮乾燥させたものである。デンプン分離精製工程で塩酸や酢酸などの薬品を使用して処理するため、それら薬品の影響により、ジャガイモ蛋白製品には苦みやえぐみなどがある。
本来ジャガイモに約2%ほどしか含まれないタンパク質は、分離精製されジャガイモ蛋白製品になることで約60ー75%程度にまで上がり、消化がよく、アミノ酸構成が魚粉やミルクパウダーに似ていることから、豚や鶏など家畜飼料のタンパク質源として使用される。
ジャガイモにアレルギーを持つ場合、まずは避けるべき原料である。